首の痛みの原因は?

首の痛みの原因は・・・〇〇〇〇筋

ストレートネックでつらいのが首の後ろから肩にかけての痛みですよね。

マッサージに行くとそのつらい箇所をたくさんほぐして貰えますが、一時的に楽になっても元通りという経験がありませんか?

 

一次的にでも楽になるのは筋肉がゆるんで血行がよくなり発痛物質であるブラジキニンなどが流されるためと考えられます。しかし根本的に首が歪んでストレートネックのままだと痛みの根本的な改善は難しいと考えられます。

首の痛みの原因の多くは胸鎖乳突筋

 

 

胸鎖乳突筋(下画像)という筋肉はご存じでしょうか?首を左右にひねった時に浮き出て見える筋肉で耳の後ろあたりと鎖骨あたりを繋いでいます。

 

この胸鎖乳突筋の役割は首をひねる、前に突き出す、下を向くなど様々ですが、ストレートネックになっている方はこの筋肉が極端に収縮していることが多く見受けられます。

 

左右の胸鎖乳突筋が収縮すると頭部は前方で固定されてしまうのですが、頭は非常に重たいため首後方の筋肉を使って強く支えないといけなくなります。これが首後方のコリとなって痛みを発する原因です。

 

実は胸鎖乳突筋が緩んで頭の位置が後方に下がるだけでも首肩の痛みはかなり減らせることができます。

 

コツは鎖骨上部(デコルテとも言われますね)のコリを丁寧に取ることです。胸鎖乳突筋で動画サイトなどを検索すると筋肉中央部のトリガーポイントをつまんで伸ばすなどの動画が多く見られますが、根本の鎖骨部が緩んでからでないとあまり効果が得られません。

 

もしご自身でほぐす場合は鎖骨上部に沿って中指人差し指を滑らせるように優しくほぐしてみてください。

 

また稀にいくらほぐしても胸鎖乳突筋が緩まない方がいらっしゃいます。緩まない原因として多いのは星状神経節という胸鎖乳突筋の下にある神経が緊張状態にあることです。第7頚椎と第1胸椎の間くらいにあって胸鎖乳突筋を避けて押圧することで緊張を弛めることができます。これは少しコツがいるのでできれば整体師にお任せ頂きたいところです。