ポッコリお腹はもしかして内蔵下垂?
猫背姿勢のお客様で30歳くらいを境に急にお腹がポッコリ出てきたというご相談を受けます。
猫背姿勢が長く続くと腹筋が緩んで弱くなり内臓の位置をキープできなくなって内臓全体が下方向に偏ってしまうことがあります。
代表的なものは胃下垂で本来みぞおちの下あたりにある胃が垂れ下がってへそのあたりやひどい方は骨盤あたりまで落ちてしまいます。たくさん食事をした時にへそから下がポッコリと膨らむという方は胃下垂を疑った方がいいと思います。
胃下垂になると何が起きる?
胃下垂の症状としては
・食欲不振
・げっぷが増える
・食後の胃のむかつき
・腸を圧迫するため便秘や下痢など消化不良
・左首肩に強い肩コリ、左背中が張るなど
・前屈ができなくなる
実際のところは落ちてきた胃が他の臓器とくっついて癒着を起こしさらに臓器全体が下がる傾向があるため腸の病気や骨盤内臓器の婦人科系疾患などを引きおこすもとになります。
内臓下垂なおすためには?
①猫背姿勢をとらないように正しい座り方や立ち方を意識する
②腹筋や腸腰筋(インナーマッスル)を鍛える
③股関節を柔らかくするための股割りなどのストレッチを行う※骨盤の傾きを正しく保つため
④内臓癒着を起こしている場合はおなかのマッサージを行う
などがご自身でできる対応策ではないかと思います。整体の骨盤矯正を受けるという手も有効ですが股関節が固いと元に戻りやすいためストレッチは重要です。前屈が床に手がついて後屈も楽にできるというのが目安です。
癒着については内臓に対して縦揺れの刺激を与えるのが効果的です。リペアで使う山本操法にはホルモンバランスを整える方法として内臓を揺らす手技があります。内臓の癒着がはがれてくると代謝が良くなって身体中がポカポカと暖かくなってきます。
また脚の反射区を叩いて胃腸の位置を上げる変わった手技もあります。上げた内臓をキープするためにはご本人様の筋トレも必要にはなりますがご興味があれば一度施術を受けてみてください。
整体院リペア 院長 板橋
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