なで肩は骨格の問題?
女性の方に特に多い肩先が下がったなで肩のお話です。リュックを背負いずらい、首の筋肉が引っ張られて肩こりがすごい、唯一良い点を挙げるなら和服が似合うというところでしょうか。
生まれつき骨格の問題だと考えている方が非常に多いのですが、なで肩の多くは不良姿勢からくる筋肉のコリが原因となっています。ですので姿勢矯正をするとほとんどの方は肩幅が広がってなで肩が改善されます。
【菱形筋】
肩甲骨の間にある菱形筋は縮むことで肩先を下に向ける作用があります。肩甲骨がガチガチという方は凝り固まってなで肩の原因となっている場合があります。肩甲骨はがしが有効ですが自分で肩を回して肩甲骨を動かすという方法もあります。
【広背筋】
こちらも多いのですが背中~腰から上腕骨についている広背筋は本来腕を引いたりするときに使われる筋肉ですが、縮んだままになると腕を下方向に引っ張るようになるためこちらもなで肩の原因となります。特に座り姿勢が悪くて腰が痛いという方はこれが固いです。脇の下を伸ばすストレッチが有効です。
【なで肩の改善事例】
20代女性。施術17回。猫背と首肩の張り(10段階中2~6の不快感)でご来院。骨盤後傾型の反り腰姿勢。ストレートネックが改善し首肩の張りと頭痛が軽減、17回目の施術前で握力が右28.5キロ⇒30.5キロ、左22.5キロ⇒30キロに回復。なで巻き肩が改善したことでリュックが背負いやすくなったようです。
なで肩でお悩みでしたらぜひご相談ください。
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